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​ご挨拶

 この度、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりお亡くなりになられました方々に謹んでお悔み申し上げます。罹患された方々にはお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。また、九州豪雨、台風19号により、犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると同時に、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、この度、光栄にも第56回日本眼光学学会総会を開催する機会をいただきました。このような機会を与えていただきました会員の皆様、日本眼光学学会の役員ならびに北里大学関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。当初、2020年9月5日(土)・6日(日)にて横浜市のパシフィコ横浜 アネックスホールにて予定しておりましたが、理事会等で議論され、総会参加者の安全と感染拡大の防止の為、会場での開催は中止し、WEB開催とすることを決定いたしました。

 日本眼光学学会と北里大学との関わりにつきましては、1992年に教授 石川 哲先生、2004年に教授 清水 公也先生、2010年に教授 魚里 博先生が会長をなされました。今回は、2020年という節目の年に開催させていただきます。学会のテーマは、「FOCUS 2020」です。眼光学に関連する基礎知識、知っておきたいトピックス、関連分野・異分野との融合に光をあてたいと考えています。基本から学びたい、わかりやすくて役に立つ、楽しくて新しい眼光学につながる学会となるよう鋭意準備してまいります。そして、ご参加いただいた方々が、ひとつでも自分自身の学びの”FOCUS”ポイントを見つけていただければ、これに勝る喜びはございません。

 特別講演は、三橋俊文先生(日本眼光学学会理事長、筑波大学)にお願いしております。世界中で当たり前になったオートレフラクトメーターや収差計の開発ストーリーと変遷、眼球光学特性についてご講演をいただきます。招待講演は、高島 譲先生(James C. Wyant College of Optical Sciences, The University of Arizona)にお願いし、光学の未来とその注目技術について、米国の最前線でご活躍されているエンジニア、研究者の視点から、ご講演をいただきます。今回のシンポジウムテーマや企画展は、様々な場所でアンケートをとり、視力・屈折検査、眼鏡、コンタクトレンズ、眼内レンズ、眼科臨床機器など、眼光学に関する現場のニーズを収集し、その結果から企画案を作成し、魅力的な演者の先生方にお願いをしております。私自身も一聴講者として楽しみでなりません。

 2020年の「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会」は、2021年に延期されることになりました。その準備に伴い横浜・みなとみらいの開発は、飛躍的に進み、より新しく魅力的になった横浜で、参加者の皆様にお会いできないことは残念ではございます。しかし、WEB開催の利点として、「安全な場所でリラックスしてどこでも見れる」、「時間をかけてゆっくり見れる」、「会場だと時間が重なっていると見れないがWEBだと両方見れる」、「移動する必要がない」など魅力的ないい点もたくさんあるかと思います。WEB上には横浜・みなとみらいのイメージは、残しつつ、バーチャル会場を創り、楽しんで学んでいただけるよう準備を進めています。引き続き演者や座長の先生方、協力企業・団体の皆様、学会関係者の力をお借りしながら、いい会を創るべく鋭意準備、FOCUSしたいと思います。ぜひWEB学会を楽しんでいただけますと幸いです。

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第56回日本眼光学学会総会
会長 川守田 拓志

北里大学医療衛生学部視覚機能療法学

 

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